不動産実務検定®2級認定講座

検定・認定事業の目的

  1. 土地活用、賃貸経営、不動産投資のプロフェッショナルを育成する。
  2. 大家業は事業・サービス業であるという基本を元に、正しい賃貸経営のノウハウの伝達と経営者意識の向上に努める。
  3. 入居者利益向上のために、大家さん、不動産関連業者が互いに協力し合う環境を整備し、不動産業界全体の発展に寄与する。
  4. 大家さんと不動産業者間の知識・ノウハウのギャップを解消し、経営環境の変化に即応できるように、わかりやすく、実践に活かせる知識を伝達していく。
  • ゼロから大家さんになる方法を学びたい!
  • 今ある空室を満室にして健全経営をしたい!
  • 土地の有効活用をはかりたい!
  • 社員教育、プロのコンサルタント育成に生かしたい!

 

J-RECの不動産実務検定®は、このような方のために、全国各地の認定講座で統一カリキュラムにより、いつでも、どこでも、気軽に賃貸経営に必要な実務知識を学ぶことができる画期的な教育制度です。

2級は主に賃貸管理運営に関する知識・技能、1級は不動産投資及び土地活用に関する知識・技能、そしてマスター資格では不動産運用設計に関する専門的かつ実務的な知識・技能を身につけることができます。

 

また、マスター合格者は、J-RECより「J-REC公認不動産コンサルタント」の資格が与えられ、所定の審査を経ることにより認定講座を開講でき、地域のインストラクターとして活躍することができるようになります。

不動産実務検定試験の位置づけ

既存の「不動産関連資格」は、「不動産業者の専門性を高めるための資格制度」がほとんどです。賃貸経営の実務者であるオーナーが健全な賃貸経営を行うための資格制度はなく、このゾーンのスキルを求める潜在ニーズは高いと思われます。

 

また、建築不動産業界においても、当資格により即戦力となる人材を育成することができるだけでなく、オーナーと共通の実務知識を身につける事により、信頼性を高めよりスムーズに良質なサービスを提供することができるようになります。

 

近年の不動産投資ブームが到来する以前より、元来賃貸経営を始める方は、「相続による2代目大家さん」が殆どでした。いざ借り入れが数千万、時には数億円あるアパート、マンションを相続した時、「不動産賃貸経営に関しては全く知見がないので賃貸経営を断念し売却する」か、もしくは「前向きに勉強し、賃貸経営に取り組む」という方の2つに大きく分かれます。

 

そこで前向きに不動産賃貸経営に取り組むと決断された方がまず勉強される代表的な資格が「宅建」です。しかし、この「宅建」という資格は、あくまで「不動産を売買する為に必要な免許」です。

 

図のように、賃貸経営を実際に経営する立場からどのようにすることで空室が満室になり、どのようにすることで賃貸経営で利益を残すことができるか、という家主、地主の立場での体系化された知識ノウハウが「不動産実務検定2級」の位置づけとなります。

不動産実務検定®2級認定講座

概 要:賃貸管理運営に関する知識・技能を学びます。

 

受講料:36,800円(別途消費税(内訳:受講料、テキスト代、送料、受験チケット)

 

時 間:全12時間

 

対 象:以下のような方

  • なかなか入居者が決まらない、具体的な空室対策を知りたい。
  • 滞納トラブルを改善できる具体的な対策法を知りたい。
  • コストをかけないリフォーム手法を学びたい。
  • 賃貸経営にまつわる基本的な法律を学びたい。
  • 賃貸管理の運営ノウハウを学びたい。
  • 基本的な税金対策の手法について学びたい。
  • 不動産投資の基礎を学びたい。

2級認定講座内容

1 総論

 

▼コンサルティング活動とコンプライアンス

不動産実務検定と倫理

不動産実務検定とは

級別資格とマスター認定の違い

J-REC倫理規定

関係業法の遵守社会経済の変化と今後の賃貸経営

人口動態と需給予測

入居対象者の多様化と需要予測

景気と投資の関係

時代と共に変化する賃貸経営

 

2 ライフプランニングと不動産

 

▼不動産投資のメリットとデメリット

投機と投資

キャピタルゲインとインカムゲイン

不動産投資と金融商品の違い

不動産のメリット・デメリット

▼ライフプランニングと不動産

ライフプランニングとは?

ライフプランニングのプロセス

 

3 不動産投資

 

▼不動産関連法規の理解

区分所有法

宅地建物取引業法

都市計画法・建築基準法他

 

4 税務

 

▼不動産の税務に関する実務知識の習得

減価償却の仕組みを理解する

不動産投資に特有の数字のトリックを知る

デッドクロスの回避方法

青色申告とそのメリット

法人を活用した節税の手法他

 

5 ファイナンス

 

▼不動産のファイナンスに関する実務知識の習得

金融機関の種類と特徴

融資の種類

融資可能になる収益評価の条件

融資可能になる2つの条件と条件に満たない場合の対処法

元利均等返済方式と元金均等返済方式

変動金利と固定金利

 

6 管理実務(満室1)

 

▼満室経営維持に必要な管理実務知識の習得(前半)

宅建業と管理業の違い

管理委託と自主管理の違い、管理業務の内容

賃貸条件の決め方

入居者募集の基本と広告戦略

 

7 管理実務(満室2)

 

▼満室経営維持に必要な管理実務知識の習得(後半)

早期満室にするための物件情報公開戦略

早期満室にするためのクロージング戦略

家賃アップの方法

テナントリテンションの追究

 

8 管理実務(契約)

 

▼賃貸借契約の種類と締結方法

一般的な管理委託契約とサブリース原契約の理解

賃貸借契約実務の流れ

更新・再契約

オーナーチェンジ物件における従前の入居者との賃貸借契約の切り替え実務

普通借家契約と定期借家契約

契約解約・立退き実務に関する知識

賃貸借契約に必要な関連法規の理解

 

9 管理実務(リスク)

 

▼賃貸経営に関わるリスクへの対処

家賃滞納の対処法

滞納リスクの回避方法

苦情処理、緊急事態への対応

立退き実務に関する知識

火災保険と地震保険

入居者が加入する家財保険

入居者にもしものことが発生した時の対処法

 

10 管理実務(リフォーム)

 

▼コンバージョン、リノベーション、リフォーム手法

原状回復工事実務の基礎知識

耐震診断及び耐震改修の促進に関する基礎知識

地方自治体における耐震改修促進計画の策定と助成

耐震補強診断・工事の流れ

住宅等に係る耐震改修促進税制(所得税、固定資産税、法人税)

 

11 高齢者

 

▼入居者の多様化に伴う賃貸経営実務知識(前半)

高齢入居者に関する実務知識

 

12 外国人・ルームシェア・ゲストハウス・民泊

 

▼入居者の多様化に伴う賃貸経営実務知識(後半)

外国人入居に関する実務知識

ルームシェアの運営方法

ゲストハウスの運営方法

講座スケジュール

第10期 2級認定講座 in 帯広

日時未定

第11期 2級認定講座

日時未定